農業

今日から3日間、休みをいただいております。
で、何をしているかというと、朝ゆっくり起きてペースを落として仕事(笑)。夜は読書。

山積みになって雪崩を起こしている本を読み進めているのだけど、いつもは疲れすぎていてほぼ睡眠学習(まぁつまりは寝落ち)。今夜は好きな本をゆっくり読む楽しい時間。

今夜はこの2冊。
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有機農業の勉強会にいろいろ参加しているのだけど、まぁいろいろあります。(怪しいものも多いが、理論で攻める有機農業もある。ビジネスの臭いが強いものも。)

この本はけっこういい感じ。理想がたっぷり!詰まっているが、「事件は会議室で起きているんじゃない。現場で起きているんだ!」の映画の青島刑事ぢゃなくて、農業は現場でやっているんだ!なので、机上の空論になってしまいそうな部分もある。
書いてある内容があまりにも理想的で美しすぎて。

一つの著者はアメリカノースダコタ。まぁつまり雨が少ない。
わたしの農園は、数日前にものすごい雨が降った。その数日前も連日のゲリラ豪雨。
そしてアメリカの農場では農地に動物を組み込む。つまり放牧で牛を飼うと良い。と。さすが農地の広いアメリカ。これ無理。
果樹園やってる知り合いが草取りにいいと思ってヤギを飼ったら、草は食べず、果樹に登って(ヤギは木登りが上手)果樹の葉を食べまくったという話も聞いた。じゃあ羊にするか(無理)。

SDGsとかメディアでやってるけど、3年前の台風を経験すると、そんな呑気なこと言ってる場合じゃないと思うのだけれど。
(経験、何よりも送電線の鉄塔が倒れた事だけ報道して国も県も報道も県南地方を全く無視の数日間の経験は人生観を変えられた。
だいたい鉄塔倒れたら停電しますがね。想像できませんでしたかね。

あの時一番早く対応したのはNHKラジオ。わたしの叫びのFBを見てすぐに災害用放送に変更してくださったと聞いた。あれ書いた深夜の時だけ何度も途切れながらネットが使えた。まだお礼を伝えてなかった気がする。あの時はありがとう。見捨てられた感がすごかったけど、NHKラジオで災害支援放送を聞いた時は心が震えた。情報が全て遮断されていたため
(正確には新聞だけは毎日届いていた。そして千葉の災害は鉄塔倒れた写真のみで、それ以降千葉の台風記事はNHKラジオが動くまで一切無かった)
どの規模で何が起こっているのか知れたことは本当によかった。台風が来るたびに思い出してしまう。)

過去最高の猛暑で、国は酷暑日という名前を考えているらしいが、そんなどうでもいいことより今すぐ行動しなくて大丈夫なのだろうか?
このままどんどん暑くなると、気候変動と共に食べ物作れなくなるという事実がありますけど。

私が子どもだったとき、ここまでの暑さはなかった。熱中症で命の危険とか聞いたことなかった。
ここ何年も、数十年に一度という災害が毎年必ず何件も起きているのが今。
いま生まれている子どもたちが60歳になった時、住める環境は残っているのだろうか。食べ物は作れているのだろうか。

未来に住みやすい環境を残していきたい。
だから絵本、ハチドリの一滴(ひとしずく)のように、山火事に一滴の水を運ぶように、わたしの出来る小さなことをしよう。

農業で炭素を循環させよう。窒素固定し土壌微生物に助けてもらおう。

有機農業を勉強すると、当然ながら有機化学が必要で焦って昔の教科書ひっぱりだしたりして(当然忘却の彼方)。

((どうでもいい話なんだけど、わたし一応栄養士免許もっている。
ビタミンは補酵素って習ってて、それで何故か脳みそが勝手に無機物と認識していた。アホすぎるし恥ずかしすぎる。有機化学やり直そうとしていて気づいた衝撃の事実。ビタミンは有機化合物!
ビタミンC化学式は、C6H8O6。とても美しい構造でした。まじか。))

CO2を植物が吸収し、植物は炭素を土壌に。
そして気候変動に耐えられる土を。

農業は大地から食べ物をつくる仕事。
なんて格好いいんだろう!
もっともっと勉強せねば。あと実践も。体力ももっと欲しい。

ところで、勉強会で仕入れた情報をひとつ。
有機農業でまかなえるのは、いまの日本の人口の一割って本当?? まぁつまりは慣行農法は絶対必要ということでもある。

化成肥料の窒素を有機に変えることを実践している人もいる。微生物すごすぎる。

農地を潰す大規模開発とかいろいろ聞くけど
わたしは一歩ずつ。一歩ずつしか歩けませんからね。

FB、インスタ、ブログの内容(全部同じ。時々インスタだけ違う)が熱い!という感想をよくいただく。今回も熱くて長いのに、ここまで読んで下さってありがとう💕


2022-08-15 | Posted in ブログ, 農園Comments Closed