国産の金胡麻
朝から畑。時々ザーっと雨に降られながら黙々と畑。雨だから携帯用蚊取り線香は使えないのに、雨が止むと蚊がいっぱい来て困るのであります。
今、視界が真っ白になるくらい滝雨が来たから避難。
台風の勢力が弱まりますように。祈るばかりであります。
荒天の予報が出ていたので、雨の前に胡麻を収穫。
国産の胡麻の自給率は0.1%以下。
昨年は日本の消費量に対して、なんと自給率はわずか0.026%だそうです。
とても貴重で希少な胡麻なのです。
中を割ると、金胡麻が美しく整列していらっしゃる。
「トマトの中にある種を蒔くとトマトができる。
ピーマンの中の種を蒔くとピーマンができる。」
農業を経験してない人に言ったら、そんなの当たり前じゃん!って鼻で笑われたことがある。なんと悲しい感性よ。
(あ、スーパーで売ってる野菜はほぼF1(メンデル遺伝の雑種第一代)なので、その野菜の種を蒔いても、なんとなくそれらしい野菜はできても美味しい野菜は出来ません。念のため。)
この胡麻の1本の太い枝。
これはたった1粒の金胡麻から育ちました。
当たり前っちゃ当たり前なんだけどさ。
種まきをするたびに、すごいなぁといつも思うの。本当に奇跡のよう。
この金胡麻は良い種をとっておいて、来年の春に蒔くんだ。
これはF1ではないので、自家採種して蒔ける種。
伝統野菜の種を自家採種しているんだけど、交雑しないようにするのがけっこう大変。
我が家の伝統唐辛子は大人気で、もしもの時を考えてあっちこっちの知り合いに分けてある。
みんな大切に育ててくれていて、万が一種取りがうまくいかなかった時は、そこから貰うことになっている。
市原市の農業センターでも育ててくれていて、名前はなんと杉山唐辛子と命名しているのを聞いて笑った。まじか。
さて、貴重な金胡麻。
なんかお菓子つくろうかな。
農業をやりながらジャムや菓子を作っていると、どうしてもどうしても時間が足らない。いろいろ中途半端になってしまって泣きそうになることもあるけど、育てた野菜を使うことのできる有り難さを感じると、凹んだ気持ちが少し平らになるようなかんじがする。
来週9/21(水)〜25(日) アリオ市原 秋の地域フェアに出店します。
ジャム、シロップ各種、焼き菓子、なめらかプリンなどなど販売します。地元の美味しいものが集まる催事。ぜひお越しください。
9月20日工房は休みです。