台風19号の事前準備について
台風前の準備について、台風15号の被災者経験でいろいろ書きたいと思います。長いです。
※ 事前の準備について
避難する必要のある方は早めに避難する。
風速50mはドア開けられません。台風来てからの避難は無理と心得る。
服用している薬は最低1週間分は持っておく事。
冷蔵庫に入れておく薬を持っている方は常温でいつまで保存出来るのか病院に確認しておく事。
水はこんな入れ物が大変重宝します。
断水してからでは入手困難です。ホームセンターで買えます。800円くらい。
これはプラスチック製だけど、厚手の袋に蛇口がついた折り畳めるタイプの物もあります。
水はあらゆる鍋バケツに汲めるだけくんでおく。
お風呂もためておく。
発泡スチロール等に大きなゴミ袋を入れる。綺麗な未使用透明ビニール袋で大きな水風船を作って輪ゴムで留めたのを、そのゴミ袋にいれておくとバケツ鍋がなくても綺麗な水がたくさん確保出来る。お風呂場に置いておく。
洗濯の物干し竿、洗濯グッズ等は必ず片付けておく。物干し竿も家の中へ。
植木鉢も家の中へ。無理なものは飛ばないよう縛り付ける。
外で飛びそうな物は全て室内へ。
エアコンの室外機も止めてないと飛んでいって壊れるので土嚢で押さえておく。(1階は固定してない物がほとんど!必ず確認を)
懐中電気の色が黒だと闇夜のカラス状態で夜は見つけられなくなります。乾電池も予備を用意。
電池で使うランタンもあると良い。食事中に重宝する。安いので充分。
車がある人は、シガーソケットから携帯充電する機械を買っておく。ガソリンは満タンに。
携帯は充電しておく。
電池で聞けるラジオは必須アイテム。
靴を寝室ベッドサイドに置いておく。長靴も直ぐに履けるよう玄関に出しておく。
強風時に傘は絶対使わない事。
停電時、ガスが使えなくなる方はカセットコンロを準備。
ご飯を鍋で炊くやり方(水の分量も)記憶しておくと便利。
台風後は暑いので、停電の際は うちわ が必須でした。
冷蔵庫に入れなくて良い食品を用意。麺類など。
クッキー、おせんべい、ポカリスエット等も。
ストレスで食欲落ちた時の為におやつを用意しておく。ご飯作る気、食べる気が無くなった時の為にも。何か食べないと身体もたないので。
非常時に食べる乾パンは悲しくなるので、他のお気に入りお菓子を買う事。
ペット用品、フード等も1か月分は確保しておく。
乳児の液体ミルクも。
卵は真夏以外常温で保存できます。常温保存の卵は加熱料理に使います。スーパーの売り場も常温でしょ?必ず買っておく事。
料理が面倒くさくても、たんぱく質、油を食事で意識して食べる事。卵はたんぱく質です!(わたし一応、栄養士免許持ってるの)
非常時こそたんぱく質と油脂と野菜を意識しないと炭水化物だらけの食事になってしまいます。
トマト缶はかなり使える非常食。常温で保存出来る野菜も買っておく。玉ねぎ、人参じゃがいもなど。
新鮮な果物は疲れ切った心身にかなり有効。親戚等の被災者お見舞い行くなら、果物と新鮮野菜、状況により氷や、断水なら水!が喜ばれるかもしれません。個人差があると思いますが。(お肉が欲しい人もいるかも)
朝からご飯鍋で炊くの面倒ならパンやシリアルを買っておく。停電時、牛乳は冷蔵庫が冷たいうちに飲んでしまいましょう。なので停電時シリアルはカリカリ乾いたのを食べる事になります。
食パンはガスに網乗せて焼くとおいしい。杉山ジャム工房のジャムをつけると、もっと美味しい。
ブルーシート(値段が高い国産の方が厚くて絶対良いけどもう売っていないから なるべく厚手のやつを買う)、紐。必ず室内に用意。
国産以外のブルーシートは雨漏りは完全には防げない事を知っておく事。後で知ると心理的衝撃がすごい。ブルーシートで雨は完全には防げません。
ガラスの処理は軍手ではなく作業用 革の手袋を使います。1組は持っていたい。
使い捨てのゴム手袋も欲しい。
停電前に洗濯は全て終わらせておく。
停電に備えて髪も洗っておく。
冷凍庫は大きい引き出しにギッシリ詰まってると開けない限り停電3日は問題ありませんでした。小さな引き出し中身はぜんぶ溶ける。
雨戸は内側から必ずロックをかける。
風を受ける雨戸のない窓は、窓の下の桟に新聞紙か捨てていいタオルを詰めないと、雨が隙間からかなりの量吹き込んで横に飛んできます。
バケツ等の入れ物を家の中に数個用意しておく。雨漏りの時使う。マンションの人はいらないかも。ペットシートは軽度の雨漏りに有効。
現金を必ず持っておく事。停電時はキャッシュレスのシステムなんか存在できない。
※台風後
行政の助けは期待しない。
自分の身は自分で守る。
近所の人同士で声をかけて支え合う。
多少の不便は気にしない事。これ大切。
無理はしない。
停電中は車での不要不急の外出は控える。どこ行っても渋滞ですよ。
スマホは圏外で使えなくなる事を想定しておく。
断水時、料理はお皿にサランラップ敷いてから盛ると洗い物が減る。
田舎で合併浄化槽使っている方は、使用できる残りの下水量を確認しておく事。
本当に困っている時は我慢せず強めに助けを求める。遠慮していたら助けは来ない。
救急車はすぐには来ないと心得る。道路事情もあるので。
発電機は夜使うと騒音で迷惑をかける。特に事情がない限り深夜は使わない事。
停電時、お湯は出ません。ガスでお湯を熱めに沸かして風呂に持っていく(熱めのお湯よ。沸騰湯では危険)。タオルの上に鍋をおき(そうしないと風呂のプラスチック溶けるよ)、バケツに湯と水を入れて好みの加減にする。丁寧に使えば、タライ2杯で十分に身体は洗える。髪は無理。
被災地の遠くから、被災者へ安否確認の電話はしない。残り少ない携帯電池で被災者同士連絡して支え合っている邪魔することになるかもしれません。
その電話は誰の為でしょうか? 被災者を心配している自分の気持ちを安心させたい為に電話をするのではありませんか? もしそうなら頑張って耐えましょう。そして被災者が困難を乗り切れるよう祈りましょう。
その祈りは自分の不安な気持ちを送りつけるのではなく、被災者が必要な助けを受けられる等、ポジティブに祈りましょう。その気持ちはきっと届きます。
(被災地に駆けつけて援助が出来る高度な技術 経験、自力での物資運搬力がある方はぜひ被災者に連絡してください! そうでない方は、しばらくの間 ただの安否確認の為の連絡は控えた方が被災者のためかもしれないと私は感じています)
被害のとても軽い被災者は、ご縁のある近くの被災者へ自分の出来る支援を考え提供できたら最高に素敵です。
余計なお世話とは思いますが、千葉県市原市で台風15号の被災経験で感じた事です。
こんなのは役に立たない事を祈ります。
さっきまで怖かったけど、書いてるうちに腹が据わった。
自分に出来る事はぜんぶやったら、もうなるようにしかならない。
台風の規模が小さくなるように祈りましょう。
こんな文章でよければ、どうぞ拡散してください。
これ以上の温暖化は絶対に止めないと、農業する人いなくなると思う。
被災した農業家は 疲弊しています。大切に大切に育てている植物 動物が数時間でとんでもない事になったのです。
私のまわりには台風15号被害で農業やめた人います。
子供には農業を継がせない人もいます。
つまり美味しい食べ物を作る人がどんどん少なくなっているという事をあなたは知っていますか?
この機会に、温暖化をこれ以上進ませないための行動を考えよう。
これ以上の便利快適より、次世代が暮らせる環境を残したいとわたしは思う。
台風が去ったら、私のジャムを購入してくれたら嬉しいな。
被災地に経済的な支援を。買い支えてくれたら嬉しいです。
ここ1か月以上、台風準備と片付けばかりでお菓子作る時間がない。
ジャムは夏にブルーベリーとか梅とか美味しいのいっぱい作ったよー。
先月の台風で栗は全滅したけど、今は、いちじくが旬。いちじくの木、無事でありますように。
杉山ジャム工房のいちじくジャム、皇室献上品なの。
プチプチ種とねっとり果肉で美味しいよ〜。HP見てね。最近更新できてないけど。
(杉山ジャム工房FBページで、台風15号の後について書いてあります。興味ある方は読んでね。当時のリアルな被災者状況が少しは分かるかもしれません。)
FBの反響がとても大きいのでHPでも公開します。
何事もなく日曜日の朝を迎えられるよう祈ります。