クリスマスのお菓子、シュトレン
クリスマス限定のドイツ菓子、『シュトレン』
今年も販売を始めます。
先週つくったのが、食べ頃になりました!
毎日少しずつ味が深まっていくのを確認するのが美味しくて楽しい私の毎日です。
シュトレンには数種類のスパイスを使うのですが、
カルダモンが多ければ多いほど、遠い異国の味わいになります。
私は異国情緒満載の味わいが大好きなのだけど、ここは日本なので
カルダモンは私好みよりも控えて、初めての方にも違和感なく超美味しく召し上がって頂ける配合にしてあります。
私のシュトレンは、ドイツのシュトレン発祥の地、ドレスデンのドレスナー・シュトレン保護組合規格の配合。
小麦粉100%に対して、バター、レーズン、レモンピール、オレンジピール、アーモンドの配合%が
厳格に決まっているのです。
が、ドレスデン以外で作った物をドレスナーシュトレンと呼ぶとEUの法律に違反してしまうという法律があったりする・・・。ドレスナータイプのシュトレンと呼んでも法律違反なんだって。そういう伝統のあるお菓子です。
どのくらいが、ドレスデンのシュトレン規格に合うかというと、これくらい。
生地の真ん中を凹ませてから具を乗せて、この盛り盛り画像
厳密に言うと、ドレスデンの規格には合わないかもしれない。
本当はアーモンドはスイートアーモンドの他にビター種のアーモンドも入れるんだって。
だけどビター種のアーモンドは、青酸配糖体という青酸カリを連想するような危険な成分が含まれているので、日本では使えないのでした。っていうか売ってないから買えないんだけど。
シュトレンを作っている時の匂いが最高に幸せ!!
バターに、ドライフルーツ、洋酒、スパイスの最高に素敵なクリスマスの匂い。
これを作っている時に来店されたお客様は、
「うわぁ~、超美味しそうな匂いがするー。これはいったい何??」って、ほぼ全員がおっしゃいます(笑)。
よくありがちな、パサパサ、モソモソの食感の物は、本当のシュトレンではありません。
私のは、濃厚で美味しいですよ~。食べ始めると止まらなくなります。
ドイツの宗教菓子で、赤ちゃんのイエスを白い産着で包んでいる姿をイメージした菓子。
なので、白い粉砂糖がまぶしてあります。
熟成していくと、この粉砂糖にバターがしみだして、これまた最高に美味しいのです。
食べる時は真ん中から薄く切って、切り口が乾燥しないように両サイドの断面を合わせて保存します。
どうぞ、砂糖は無理に取り除かず、そのまま薄く切って紅茶と一緒に召し上がってください。
毎年、早い時期に完売するので、お早めにお買い求めくださいませ。