ドレスデン規格シュトレン

シュトレンの生地

この生地を成形して
発酵させて
焼成して
フランスのAOP認定の高級バター、
とっても美味しくてとってもお高いエシレバターもたっぷり入ってるバターのお風呂にドボンと漬けて
バターしみしみにして
2種類のお砂糖をかけたシュトレン。
作るの5時間くらいかかるの。

配合はもちろん毎年必ず守っている、シュトレン発祥のドイツ、ドレスデンの
『ドレスナー・シュトレン保護組合規格シュトレン規格』に合ったもの。

味は今年もわたしの大好きな、ウイーンのデメルのシュトレンを目指しました。
この味は残念ながら日本では買えない。ウイーンまで行って、ウィーンにあるデメルでしか買えないのです。
この時期にウイーンへ行かれる方は、ぜひ味わってほしいです！
と毎年書いていたら、お客さまがなんと今週ウイーンへ行かれるそうで、
ぜひデメルのシュトレンを味わってきて欲しいと熱く熱く伝えたわたくしであります。

さて、シュトレンはドイツの宗教菓子で、赤ちゃんのイエスを白い産着で包んでいる姿をイメージした菓子。
なので、白い粉砂糖がまぶしてあります。
熟成していくと、この粉砂糖にバターやクリスマススパイスの風味がしみだして、これまた最高に美味しいのです。
シュトレンは、真ん中から真っ二つに切ります。
薄めに切ったら(私は8ミリくらいが好き)切り口が乾燥しないように断面を合わせて、保存します。
ドイツではクリスマスまで少しずつ食べ進めていくお菓子です。
そうやってクリスマス気分を高めて行くのでしょうね〜。

シュトレンに公的規格がある街ドレスデンには、シュトレン祭りというのがあります。
約2トンの巨大なシュトレンが街を練り歩くそうで、いつか見てみたい。
2トンですよ。2000kgですよ。
1700年代の仮装があったり、2トンのシュトレンを切り分けて販売するのだけど争奪戦になるとか、楽しそうなお祭りです。いつか争奪戦に参戦してみたい。
興味ある方は検索してみてくださいね。

そしてシュトレン。ドイツ語です。
stollen シュトレン。シュトーレンではありません。
シュトレンです。いろいろ気になるものですから、毎年書いてみるのです。

シュトレン残りが少なくなってきました。
お歳暮やクリスマスプレゼントなど、ギフトにも人気のシュトレンです。
毎年この時期しか作らない季節のお菓子。
美味しいシュトレンをぜひお楽しみください。

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千葉県　市原市